センター3割からの医学部再受験&大学受験攻略法

高校卒業後3浪→国立工学部→2浪→国立医学部 現役時代センター3割から最終的に医学部再受験に成功した筆者が、医学部再受験のノウハウを公開します。

2017年12月

 基本的に直前期でも家で1人で勉強することは勧めません。その理由は

①生活リズムが整わない
家で1人でやっていると、いつ起きても寝ても自由です。ベッドもあるし、食事もいつでも食べれる。
日々のルーティンを構築し難い環境だと考えます。
ルーティン化できないと必然的に学習時間は減少します。部活なども時間が決まっているから全員参加するわけですから、ルーティン化は時間確保に必須と考えます。

②ストレスが解消できない
受験はストレスとの戦いです。知らず知らずのうちに蓄積し、学習ペースを乱します。
昼食を誰かと食べるだけでストレスは解消でき、このことが学習時間や学習の質を向上させます。
意識しておましょう。

③相手の学習を見て自分の学習を客観視できない
一人で勉強しているといつの間にか方向がずれて行くというのは良くあります。
これはマイナスです。誰かと一緒にいて勉強の話をすれば相手の勉強内容を聞くことで自分の勉強内容を客観的に見ることができ、自身の学習内容の軌道修整を行うことができます。

④落ち込むことがある
 1人で勉強していて、全く勉強が手につかない日があったという経験がある人は多いのではないでしょうか。友人と勉強することで、このことを避けることができます。メンタルを友人がコントロールしてくれて、ある程度の学習量を保証してくれます。これが最も大きいと思います。

 以上から自制心が強く、毎日同じリズムを自身で刻める人でない限り、誰かと家で勉強する、予備校の自習室へ行く、図書館へ行く、などした方が良いと思います。 

 年末ですね。センター対策について最後の一押しを。
僕の2012本番は国語173,英語196,数学90,88,化学90,生物100,倫政88でした。

本番を振り返ると、、
国語は現代文で稼げました。模試も含めて1,2を争う高得点。
英語はいつも通り、数学は計算ミスで満点を逃し、化学も同様、社会は無難にこなしました。
数学2Bは残り5分で10点以上回答しました。最後まで諦めない姿勢こそが大切。。。

基本的な知識があることは大前提です。この時点で知らないことがあるという人は医学部受験生にはあまりいないでしょう。その上でその知識をどう得点に結びつけるか。。

英語:間違えた問題についてどう考えれば良かったか、を復習する。英文読解のカンが鈍らない様に毎日学習を。

現代文:もう一度過去問で正答にいたるプロセスを復習しておきましょう。センター現代文は癖を見抜ければ正答にいたることができます。

数学:過去問、黒本などで時間を計って問題演習を。間違えた箇所は必ず解き直す。本番以外の演習では検算しながら45分程度で解き終わるスピードが欲しいところです。
本番では必ずアクシデント、ミスが起こり得ます。僕自身、本番2Bでは三角関数、ベクトルの基本問題ががどうしても分からず時間を浪費しました。それでも傷を最小限に抑える術を学ぶのも演習の目的。(別の角度から問題を見る、当てはまりそうな数を探す、など)

理科、社会:過去問、黒本演習で間違えた箇所の解説を丸ごとちぎって何度も読み込みましょう。

国立のみ受験する人は1月からは全てセンター対策で良いと思います。
私立も受験する人はバランスを見つつ。微積分の計算などは少しずつやっても良いかと。

本番は何が起こっても最後まで集中してやりきりましょう!健闘を祈ります!

では、結局1日どれくらいを目安に勉強していけば良いのか?
ということは僕も考えましたし、多くの受験生が悩むところかと思います。

結論から言うと、授業などがない休日は8時間を目安に勉強すれば良いと考えます。
これはイスに座っている時間が8時間では無く、ストップウォッチで実勉強時間を計測して8時間です。
学力が低ければ低いほど時間に対する学習量が少なくなるので、これは必ず計測した方が良いです。 
僕は実際にストップウォッチで計測し一日7-9時間という日が多かったと思います。
授業のある日は3-5時間が目安となるでしょう。

8時間というと少なく感じる人も多いと思いますが、実際に8時間を継続出来る人はほとんどいません。
やっていると言っても音楽を聞きながら8時間経っていたとか、youtubeを見てる時間含めて8時間とか、そういう人が多いです。 

高みにたどり着ける人は当たり前の事を続けることが出来る 人です。
医学部受験にはこの継続性が求められます。
勉強日記を付けて、自分の学習量を見つめてみましょう。 

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