①文法、単語、解釈、長文はバランス良く
②覚え方は人それぞれ
③文章の読み込みが重要
④音読は有用
⑤「話せる」と「読める」は異なる

以上の点について書きます。

①文法、単語、解釈、長文はバランス良く
どこかの記事でも書きましたが、全て大切です。もちろん、最初は最低限の文法、単語力がないと解釈の参考書を読んでも何言ってるか分からないと思いますので、文法基礎、単語は最初にやりましょう。
中学英語→文法単語基礎→解釈基礎→長文基礎→文法単語中級→、、
という感じで学習するのが一般的だと思います。

そして文法は理解が大切。
文法問題を解くために文法を学ぶわけではなく、長文を読むために、そして英作文を正しく書くために文法が必要なのです。
ここでは文型も理解のために有用です。そして必ずForestなどの文法書を読みましょう。

②覚え方は人それぞれ
医学部での学習でも話題になることですが、「書いて覚える派」「読んで覚える派」「唱えて覚える派」「見たら覚えらる派」など人間には様々なタイプがあることがわかっています。
僕自身は書いて覚えるタイプで、医学の学習も英単語も書いて覚えていましたが、それが非効率という人もいるでしょう。どんな学習スタイルでも良いですが、大切なのは
⑴前のページの単語が全て暗記できていること
⑵昨日学習した単語が全て暗記できていること
だと思います。これが出来ていない段階で先に進んでも意味がありませんので、まず復習から入りましょう。
また「思い出し方を考える」ことは暗記において非常に大切で、このことは誰しもゴロなどで体験済みでしょう。英単語でもイメージを利用したり、自分なりの思い出し方を考えながらやりましょう。

③文章は読み込みが大切
言語だから誰でもできる、という文言がありますが、これは本当です。
これはどのくらい多くその言語に触れたか、で決まるでしょう。
みなさんは長文を何本くらい読んだことがありますか?
そしてそれをどのくらい復習しているでしょうか?
読みながら文法事項や解釈で大切な事項が浮かんで来ますか?
英語ができるようになるまでにみな一様に文章を読み込んでいます。最低10回は音読含め読みましょう。

④音読は有用
上の話とも繋がりますが、音読は有用です。「英会話絶対音読」という本があるのでそれを参考にしてほしいのですが、読むスピードが変わって来ます。必ずやりましょう。

⑤「話せる」と「読める」は異なる
これもどこかで書きましたが、話せても読めない人がいること、そしてその逆もいることを忘れないようにしましょう。文法やると話せなくなる、という本がありますがそれは間違いです。正しく話せている人はみな一様に文法力があります。しかし文法力があるから会話もできるか、というとそれはまた違います。ある程度英会話環境に置かれないと英語を話せるようにはならず、日本の義務教育ではそれが圧倒的に不足しているために、日本人は英語が話せないのです。
「英語に文法は不要、文法のせいで英会話ができない」などと思わないようにしてください。